広島型(リトルボーイ) ウラン爆弾
長さ:3.2m、直径:0.71m、重さ:4.4t
投下後、約1分でリトルボーイは爆発地点に到達した。リトルボーイは日本時間午前8時15分、今日”原爆ドーム”と呼ばれている建物の上空580メートルに達した時爆発した。
リトルボーイは爆風と熱の形で凄まじいエネルギーを発生した。さらに、人体に悪影響を与える放射線(ガンマ線と中性子)を大量に発生した。
リトルボーイを見た人々はよく「爆発の時、空にもう一つの太陽が現れたようだった。」と言った。リトルボーイが生み出した熱と光は、今までの爆弾とは比べ物にならないくらい強力だった。熱線が地上に到達したとき、人間を含め全てのものが焼かれた。
原爆による爆風は半径2km以内の家と建築物のほとんどを破壊した。山によって反射された爆風が再び市の中心部にいた人たちを襲った。リトルボーイによる爆風は町と人々に最も深刻な被害を与えた。
原爆による放射線は人々に長期間にわたる問題を引き起こした。放射線にさらされた多くの人々は最初の数カ月あるいは数年で亡くなった。またある人は遺伝子に問題が起こり、障害を持つ赤ん坊が生まれたり、子どもを持てなくなったりした。
その年の終りまでに140,000人以上の人たちが亡くなったといわれている。それらの人々は一般市民であり、学生や兵隊、町の工場で働かされていた韓国人なども含まれている。原爆のために亡くなった人の総計は200,000人と推定されている。
長崎型(ファットマン)プルトニウム爆弾
長さ:2.25m、直径:1.52m、重さ:4.5t
広島に原爆が落された3日後、”ファットマン”と呼ばれる2番目の原子爆弾が長崎へ落された。長崎に落された原爆によって生み出されたエネルギーはリトルボーイのそれより大きかったが、町の地形の関係で被害は広島ほどはひどくなかった。その年の終りまでで原爆により亡くなった人は70,000人と推定される。
原子爆弾の被害
◆核兵器のエネルギー放出量
広島原爆:TNT火薬で15kt
長崎原爆:TNT火薬で22kt
①爆 風 50%
②熱 線 35%
引用
http://photon.hepl.hiroshima-u.ac.jp/~takahasi/lecture/radiation/shizuma2.pdf#search='%E9%95%B7%E5%B4%8E%E5%8E%9F%E7%88%86%E3%80%80%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%88%86'
http://www.csi.ad.jp/ABOMB/index-j.html